まっくら

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 個人的に最近のビッグニュースは,「暗黒物質を観測したかもしれない」である。論文と同様,"〜かもしれない"というフレーズは涙を誘うが,それはともあれ,ダーク・マターやらダーク・エネルギーというものは,我々の知っている素粒子よりもたくさんあるらしいので,それらダークなモノがダークでないモノに影響を与えることが確認されれば,これは面白い。

 従来,「神が降りて来た(悪魔が取り憑いた)」とか「宇宙人に操られている」とか「脳に埋め込まれたチップによって動かされている」と表現されてきたようなことが,実は暗黒物質の影響であったりするかもしれない。あるいは,暗黒エネルギーが,人間の(あるいは脳の)ランダムな(あるいは非線形的な)振る舞いの一因かもしれない(そんなコトを仮定しなくても非線形性は創発されるが)。

 もうちょっと日常的なコトバに引き寄せれば,「魂」などというモノも実はダークなモノかもしれない。そうすると,将来的には魂が科学的に検討可能になるかもしれない。この考えは,ガイロンを受けている学生の多くには朗報となろう。なにせ,授業の当初に77名の学生が回答したアンケートによれば,「この世に魂は存 在すると思う」学生は11名,「ややそう思う」学生は40名おり,「そう思わない」学生は7名しかいなかったのだから。

 ま,魂の実体がわかったからと言って,心のコトがわかったことにはならないので,私としては魂が科学的実体であろうがなかろうがどちらでもよいのだが,上記のアンケート結果を知った頃に感じていたお先真っ暗感が,暗黒物質観測のニュースによって多少は払拭された。


 そうそう,ダーク・マターやダーク・エネルギーと聞いて,Darth Vaderを思い浮かべてしまっているそこのあなた!あなたは私の仲間です。イヤかもしれませんが。

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コメント(2)

> 「この世に魂は存在すると思う」学生は11名,「ややそう思う」学生は40名

これ、毎年調査すると面白いですね。この割合は学年が増すにつれて減るでしょうか。

>この割合は学年が増すにつれて減るでしょうか。
せめてそうあって欲しいと思いますが,ガイロンの履修者ではサンプルサイズが小さいのでよくわかりません。
定点観測は簡単ですが,縦断となると面倒な上に,結果がとってもコワいですね。でも,やってみる価値はあると思います。

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このページは、増田尚史が2009年12月27日 22:56に書いたブログ記事です。

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