2009年5月アーカイブ

 「7つのC」を知っていますか,と尋ねられた。「知らない」と答えると,懇切丁寧に教えてくれた。あとで調べるとイギリスのビクトリア時代に定着した言葉らしい。

 リッチな食事(dinner)のあとに欲しいもの:
 Coffee
 Cognac:ブランデー
 Cheese
 Chocolate
 Cigar:葉巻
 Coze: コージー,うち解けて話すこと。
 Conversation: 楽しい会話。

 Cakeは入らない(これは食事の延長らしい。。。)。
 Coffee, Cognac, Cheese, Chocolateは実に奥がふかい。好みのものを求めようとすると終わりがない。Cigarはハバナ産のチャーチルサイズをゆっくりと,1分間に1回程度の間隔でくゆらせるものらしい(紙巻きたばこだと,どうしてもセカセカした吸い方になる)。

 ところでCigarといえばキューバ,キューバと言えばヘミングウェイ,ヘミングウェイと言えばダイキリ,ダイキリと言えばモヒート。ということで,Cigarにはモヒートがベストマッチという。

 Perfect after dinner 7C'sは,遠い国の,優雅な夢の物語ではない。少なくとも経済的には。問題は,Cigar(葉巻)1本1時間,ゆっくりとその時間を過ごす「こころの余裕」があるかどうかだろう。相手も必要,「つきない話題」も必要。

 このような都会の夜を楽しみたいと思う。

 

 仕事がら,関西,関東の大学関係者からの情報があれこれ入ってくる。主観的な印象でいえば,ほとんどが「おろおろする大学」か「どうでもいい大学」だ。ホームページをみればすぐにわかる。

 京都大学は,しっかりとしている。内容のところどころで首をかしげるところもないではないが,単に私の認識が不十分なだけかもしれない。大学らしい,まともな対応だと思う。
 http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news5/2009/090520_2.htm
 http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news5/2009/090521_3.htm

 他の(多くの)大学のホームページと比較するとよくわかる。

 今回の騒動は,おもいっきり好意的に解釈して,きたるべき「本格的な」パニックの予行演習,準備ではないかとおもう。たしか鳥インフルエンザはH5N1だったのでは?H5N5だって想定されるのでは?(適当な書き方で恐縮だが)

 fluは,地震とは異なるタイプのパニックを生じさせるだろう。flu感染だけではない。これからは食糧危機も十分に想定される。生死に直結する危機という意味ではfluと重なる。

 そこまで先を読んだ「政治家」「官僚」が今回の騒動の台本を書いたとするならば,たいしたものなのだが。。。

 こちらの大学だけではない。東京の方の大学でも,待ってましたとばかりに危機管理室が立ち上がり,「危険地域(感染地域)」への出張自粛(大学によってはかなり厳しい)が始まっている。

 神戸・大阪の大学では,1週間の休校措置のとられたところが多い(かつてのハシカ休校の時と同様に,補講困難→"補講なし"となるようだ)。もちろんクラブなどの活動もできない(そもそもキャンパスは閉鎖)。突然の休みに見舞われた下宿学生らは,実家に帰るケースも多いようだ。広島もきっと数多くの帰省学生らがウィルスをまき散らしていることだろう。

 危機とは。。。教員,職員,学生に感染者が増えれば,教育が困難となり,教育機関としてその責務,業務を果たせなくなること。

 危機への対処とは。。。感染予防。。。だけだろうか?大事なことが抜けている。

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大事なこと。。。発症予防。免疫力を高めること,それを維持させること。


   A. しっかりと睡眠をとり,疲労を翌日にもちこさない。
   B. 野菜(緑黄野菜)と果物をしっかりと食べる。
   C. 水(電解質のおおいスポーツ系飲料など)をたっぷりと飲む。

 発熱チェックだけを求めるなど,どこが危機管理かと思う。本当に,被雇用者(教員,職員)と学生の健康を考えるならば,上記A. B. C. の遂行状況を報告させるべきだろう。分かりやすくいえば,

感染してもいい(実際にはもう避けられない)。発症しないことが大事なのだ!

 

次に大事なこと。。。感染予防。これは感染「する」ことの予防と,感染「させる」ことの予防の2点をしっかりと区別させないといけない。

   *感染「する」ことの予防
   A. 発症している可能性のある人には近づかない。
   B. 人混み(A.が困難な状況なので)を極力避ける。
   C. 鼻腔粘膜,口腔粘膜(さらに眼球表面)が感染場所であることをしっかりと頭に入れる。(マスクをするだけでいいのではない。マスクはむしろ,その扱い一つで逆効果となる)

   *感染「させる」ことの予防
   A. 体調に異変を感じれば,外出を控え,きちんとマスクをする。(ウィルスは,発熱前日あたりから体外に吹き出すようになるらしい)
   B. 感染地区から離れて4-5日はさほど気にすることはない(はず。いわゆる潜伏期間)
   C. 今回のウィルスによると思われる症状が見られたら直ちに行政機関に届け出る。

   今回の豚インフルエンザ発症患者の症状:
   Influenza A(H1N1) 感染患者に,比較的共通して見られる症状
   fever, lethargy, loss of appetite, and coughing
   発熱(高熱),やる気のなさ,食欲不振,咳
    一部のinfluenza A(H1N1) 感染患者に見られる症状
     a runny nose, sore throat, nausea, vomiting, and diarrhea
     鼻水,喉の痛み,吐き気,嘔吐,下痢

 

危機管理にとって大事なことは,本来,この感染を「させない」ことだ(った)。はたしてどこまでこのことが区別されていたのだろうか?今回のポイントは潜伏期間を過ぎたあたり,その時期のチェック体制がとることが大事。
 

危機管理とは,不安をあおることではない。どこに焦点を絞り,どこに人員をあて,どのような対処を,いかに効率的におこなうかということが大事。「怖いですよ」「怖いですよ」とアナウンスすることではない。

 

 実はもう一つ大事なことがある。大学である以上,考えねばならないことだ。
 

本当に大事なこと。。。免疫とは何か,ウィルスとは何か,健康とはどういう状態かを学ばせること。

 心理学には,健康心理学,ポジティブ心理学などの領域もある。精神免疫学も大事な領域だ。「災い転じて福と成す」。これを機会にしっかりと,身体と異物との関係,身体と精神との関係を見直させればいい。
 大学は「幼稚園」「小学校」ではない。「右向け右」を指示する場ではなく,むしろそのようなことを「あざ笑い」,一人一人が自律的に考え,自己の責任において行動する,そのような能力を身につけさせる場でありたい。
 「学徒出陣」とまではいわないが,「親方日の丸,右向け右」であるとすればかなしい(と書いてばかりですが,一応,あちこちでこのような主張を繰り返し,抵抗すべきところでは抵抗しています)。

 

 

 ようやくWHOのマスク記事をみつけた。
 http://www.who.int/csr/resources/publications/Adviceusemaskscommunityrevised.pdf

 5/3付けの「暫定的ガイドライン」とタイトルされている文書だ。(本タイトルは Advice on the use of masks in the community setting in Influenza A (H1N1) outbreaks.)

 WHOは,マスクの「効用」を否定しているわけではない(当然だ)。しかし,Using a mask incorrectly however, may actually increase the risk of transmission, rather than reduce it. がゴチックで強調されていたり,general adviceとして,It is important to remember that in the community setting the following general measures may be more important than wearing a mask in preventing the spread of influenza. と書かれていたりする。

 マスク装着より重要なこととは:Maintain distance of at least 1 metre from any individual with influenza-like symptoms, and: (と手洗い励行など5つが挙げられている)。要は,それらしい症状のでている人には近づくな,ということ。

 マスクは必要か,と問われてNoと答える人はいない。問題は「マスク信仰」ともいえる行動だろう。感染予防には,症状のでている人には近づかないこと,そういう人を弁別しにくい「人混み」には紛れ込まないこと,こちらの方がよほど重要だ。

 マスクをしているから大丈夫,マスク「でも」しておくかという程度なら,しない方がましかもしれない(感染しているかも知れない人の発見により多くの注意がいくだろう)。マスク効用の大きな利点は自らの手,顔,髪の毛などに付着したかもしれないウィルスを直接に口や鼻にもっていかないことだろう。

 感染元かもしれない(と疑われている)人ならば,人にSwine flu(豚インフルエンザ)をうつさないつとめとして,マスク装着は望まれる行為だ。。。ということで私は極力マスクを装着します。

 *政治と行政(ましてや選挙間近の政治家と,かの○○省の官僚)はあまり信用していない。健康問題については,WHOがまだまだまともであり,信用できる。

どちらが怖い?

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 WHOのホームページから鳥インフルエンザの最新情報をチェックしてみた。

 エジプト:直近では5歳児の発症が確認されている。今までに69名の発症者が確認されており,うち26名がfatal(致命的)な状態。

 ベトナム:直近では23歳の主婦の発症が確認されている。今までに111名の発症者が確認されており,うち56名がfatal(致命的)な状態。

 世界全体:5/15付けで,424名の発症者が確認されており,うち261名が死亡。インドネシア,ベトナムだけで半数を超え,中国などを含めるとアジア諸国だけで8割を超えるようだ。

 これらの疫学データは,鳥インフルエンザの怖さを教えてくれる。発症すると半数以上の人が死亡している。きわめて猛毒性の,怖い怖い病気だ。

 一方で,インドネシア,ベトナムでの豚インフルエンザ発症者(感染者)はでていない。感染国でないということで,厚労省も,その「通知」を受ける県も,さらにそこからの「通知」を受ける教育機関(もちろん,大学も)も両国からの帰国者の存在は無視している。少なくとも,帰国後の体温測定を命じられるような対象国ではない。

 ベトナムからの帰国者はチェック対象とはせず,すでにパンデミックの段階からポストピークの段階へ推移したかと思われる(希望的観察だが)韓国からの帰国者は,感染国からの帰国者だ,と「観察対象」にされる。。。

 たしかに豚インフルエンザの広まり方は驚異的だ。すでに5/18段階で,8829名の感染者が確認され,74名が死亡している。。。その死亡率は,0.8%。鶏インフルエンザは,すでに述べたように50.4%。(これらはすべてWHOのデータ。厚労省もマスコミもほとんどの情報源はWHOなのだから,直接見に行く方がわかりやすい。WHOがどの程度の扱いをしているかもよくわかる)

 もちろん鳥インフルエンザと豚インフルエンザでは人への感染ルートなども異なり,比較すること自体に意味がないのかもしれない。しかし,4043校の学校を休校にさせるほどの「予防措置」が本当に必要なのか,とどうしても疑問がでてくる。ニュースでは,暇な高校生,大学生が町中にあふれかえっているらしい。カラオケボックスが大繁盛というはなしも聞く。

 大学の休校なども,「感染するなら,大学の教室内ではなく大学外で感染してください」といっているようなものだ。

 本当に大事なことは,少々のウィルスには負けない体力づくりと,「神経症的」ともいえる清潔感をあらためることだろう。大脳には高分子の物質は入りこまない仕組みがあるのだから,首から下(比喩的だが)については,細菌と共存するぐらいのつもりでいる方が「健康体」でおれるように思う。

 WHOがマスクをどの程度推奨しているかを確かめようとWHOのホームページにはいったのだが,本題は時間の関係で次の機会に。(韓国の空港でもマスクをしている人のほとんどは日本人だったように思う。マスクをするなら,世間にひろまっている「でもしかマスク」(マスクでもしておくか,マスクするしかないか。。。)ではなく,きちんとしたマスクをすべきだろう)。

 
 

 

 新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)に感染し発症者をだした韓国より帰国し(帰国した日本の方が発症者ははるかに多いのだが。。。),さらに,多数の発症者をだした大阪,神戸地区を経由して広島に戻ってきた大学教員として,私はこの大学での「観察対象」になってしまったらしい。これから10日間朝晩の体温測定を「命じられ」,かつ随時報告する「命令」がでている(らしい)。

 なんとも。。。政治的思惑も見え隠れする厚生労働省の「過剰」反応に冷ややかな視線を送っていたのだが,まさに「標的」にされてしまった。これで広島での発生,ましてや学内での発生でもおこれば,私は「感染元」として「非難」の対象になってしまうのだろうか。

 今回のインフルエンザはわからないことが多い。なぜ若年者の発症がおおいのか?発症時の体調以外の生活環境,社会環境(所得階層)はどのようなものなのか?想定される罹患者数に対して発症者はどの程度いるのか(発症率)?厚労省もいたづらに危険をあおるようなことばかりせず,きちんと疫学データを集め,積極的に公開すべきだと思う。そもそもWHOがどこまでデータを把握,公開しているのだろうか。

 パニックは情報の少なさに比例する。

 「怖いぞ」「怖いぞ」というメッセージばかりが強調されており,大学の対応も,これが大学かといいたくなるほど,中身がない。大学という以上,大学の構成員それぞれが「対処」を考えるための情報を随時出していくぐらいのことをすればいいのだが。。。(厚労省→県→大学というルートの「怖いぞ」メッセージを流すばかりではなく,WHOのhomepageで更新される最新データを発信するぐらいことはできるはず。)

 罹患率,発症率すらはっきりしない(らしい)現状にあって,社会不安は高まり(あおられ),不安に動機づけられた行為として,罹患確率の(相対的に)高い私などは「けがれ」ある者として見られるのだろう。マスクに異様に固執する国(空港でマスクをしているのは8割は日本人だったとおもう。残りのほとんどはアジア系)でもあり,マスクをしていないと「汚れある者」として蔑視の対象になるのだろう。
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 かつて嫌悪感情の研究をしていた者の「因果応報」なのかもしれない。「きたない」という感情は「伝染」する。正確に言うと,ある対象を「きたない」と感じると,その対象との直接接触はむろん間接接触であっても「きたなさ」が伝染し,自らが「きたなくなる」ように感じる。研究のリーダーであったRozin先生は,その後,エイズ患者に対する「差別」意識が生まれる仕組みなどに研究をひろげていった。

 きっと私は「きたない」存在なのだろう。そしてこのブログをここまで読み進めてしまった人は,私の「きたなさ」が伝染し,インフルエンザにかかった気持ちになってしまったのではないだろうか。

 日本人特有の(異様とも思える)清潔意識と強迫的な行動パターン,厚労省の政治的思惑,学生(お客様)のことを第一に,第一に考える大学当局の「安全」措置,嫌悪感情の心理的汚染。。。傍観者ではなく当事者になってしまった我が身が悲しい。(これから教職員のみならず学生の皆さんから「汚いもの」を見るような視線を感じることになるのかもしれない)
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(追記)上記,少々過敏になったいたかもしれない。大学関係者からの話によると「観察対象」はすでに100人単位になっているとのこと。教職員の中には,「汚染地区」(神戸・大阪)から通って来ている人もいる。就職活動で神戸,大阪へいく学生も多い。

 しかしそれだけの「学内関係者」(教職員・学生)に毎日2回の体温測定を義務と課し,報告をさせるとなると(ましてや報告のない者には電話までするとなると),事務サイドの仕事は実に大変なことになる。どうするのか? 大学関係者は実にわかりやすく教えてくれた(諭してくれた)。「だから,緊急対策本部をつくったのです」と。

 この数日の発症者数をみていると,広島から発症者がでてきてなんら不思議はない。感染リスクのあるものが発熱,発症した段階ではウィルスはいやというほどまき散らかされているはず。すでにここまで広まっているのだから,発症者がでた初期の頃と同様な対策をしても防げるものではないだろう。ウィルスに負けない体力づくりなどを奨励する方がよほど効果があると思うのだが。。。
 

 数年ぶりのソウル。空港からのリムジンバスは大変な渋滞に巻き込まれ,ホテル到着までに90分近い時間を要したが,13000ウォンの料金は安い。1200円ぐらいか。タクシー,高速道路料金,新幹線(KTX)など韓国の交通手段は総じて安い。

 宿はHoliday Inn。Welcomeドリンクと,客室にはフルーツ盛り合わせが用意されていた。さい先良し。快適。

 部屋で一息入れて,同行の先生とホテル周辺を散策。英語も日本語も通じない焼き肉屋さんで,カルビ1Kgを頼む。たっぷりの副菜が10皿以上ならんだように思う。予想通りかつ期待通りの展開。しっかりと味のしみこんだカルビは実にうまい。給仕の女性が,何度も焼き網を交換しながら焼き上がったカルビをハサミでチョッキン,チョッキンしてくれる。それをチシャ(など何種類もの葉っぱ)にくるみ,唐辛子味噌をつけ,キムチ,生ニンニク,青唐辛子などをはさみながら,食べ続ける。1Kgの肉はなかなか減らない。
 最後は,シメのごはんと白菜キムチ,茄子の漬け物そしてチゲ。テーブル上には食べきれなかった肉片や食べ残した副菜がかなり残っている。「残す文化」に敬意を表し(実際には満腹のお腹をさすりながら),なんとかおわりにする。二人で料理代が35000ウォン。3300円ほど。安い。。。
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翌日は,KTXにて一路Dagaeへ。ホテルからソウル駅まではタクシーで10000w。走行距離からすると,1/3から半額というかんじ。
 ソウル駅で,ビビンバの朝食をとる(6500w)。まわりを見ているとチゲを頼む人が多いようで,ご飯を放り込み,スプーンでかき混ぜかき混ぜて,それから食べている。「混ぜる文化」に敬意を表し,こちらも混ぜ続ける。

 KTWでは列車後ろ半両に乗客が集中している。こちらの新幹線(フランス系?)は,座席が固定されており,半数が進行方向に向かい,残り半数が進行方向とは逆方向に配置されている。乗客の座席指定はどうしても進行方向側に集中するようだ。聞くところによれば,進行方向と逆方向の座席は割引があるらしい。

 車内では,駅構内で購入した柿(5000won)を食べ,車内で購入したコーヒー(6000won?)を飲む。柿は日本で言えば冬の「熟し柿」に相当。コーヒーは,最初からナッツ(ヘーゼルナッツ?)の香料が入れられているらしく,きわめて特徴的。

 テグ(デグ)では訪問予定のR先生直々のお出向かい。先生の車でホテルへ。あらためて挨拶をし,ただちに冷麺屋さんへ。北朝鮮出身の方が開いた冷麺屋さんとのこと。汁あり冷麺を頼む(65000won?)。まわりを見ていると汁なしを食べている人がおおい。R先生の計らいで牛肉料理の一皿が最初にでてきた。

 その後,大学訪問。当初予定通りのお仕事を無事にすます。

 R先生の車でホテルへ戻る。先生の案内で,テグの名物パジョンを食べにいく。もっとも古いという老舗へ。中華街を通りぬけ,奥の,実にわかりにくいところにある。4人で4-5枚食べただろうか。金額は不明。マッコリ3,4本をヤカンで飲みつづけ,酔っぱらう。4人ともが心理学者の為か,話題はつきない。

 最後は,古風な雰囲気のお茶専門店で「仕上げ」。煎茶がうまい。
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 翌々日,再びお仕事。まずは,タクシー運転手御用達の食堂で朝食。セルフサービスの「定食」を食べる。本日は,チゲ(豆腐),ニラキムチ,カクテキ。ご飯をチゲに放り込み,十分にかき混ぜてから食べる。タクシー運転者らが入れ替わりやってきて,さっさと食べ,出て行く。ちなみにタクシー運転者ら常連は2000w(170-180円),一般客は3000w(270-280円)らしい。

 R先生の車で慶州へ。テグの食は「まずしい」が,慶州,光州は「豪華」とのこと。まずは,7世紀中ごろに建てられたらしい「天文台」(本当に天文台として機能していたかどうかはあやしい)と韓国のピラミッドといわれる大陵苑(テヌンウォン),「天馬塚」を散策。

お昼は,慶州の家庭料理風の定食屋でサムションシキを食べる。生野菜でご飯をくるみ,コチュジャンをつけて食べるのが基本形。とはいえ,10種類を超える「おかず」がならぶ。豪華としかいいようがない。味はやや濃いめ。塩辛などは塩が相当に効いている。これは,比較的南に位置し,暑い土地柄であることと身体労働を主とする「農民の食」ということに関係がありそう。さすがにお酒は飲めないが,絢爛豪華な食に圧倒される(9000w)。

 麦粉で作ったパンケーキのようなおやつ(これも名物Local Deliということ)も食べ,仏国寺,石岩窟(世界遺産)へ移動,ふたたび散策。夕方,慶州名物のおやつ(薄皮饅頭)を食べ,コーヒー専門店で休憩。

 テグへ戻った頃は夜の8時半を回っている。今夜は,テグ名物のチムカルビ(찜갈비)屋さんへ(R先生はカルビチムと言われていた)。これはカルビを甘辛く煮込み(肉を蒸した後に煮込むらしい),アルミの小ぶりの鍋のまま食卓に出すというもの。とんでも辛いということで「辛いカルビ」(チムカルビ)という言い方をするらしい。再び,生野菜,キムチ,「おかず」のオンパレード。食卓の豪華さには毎回圧倒される。百歳とかいう朝鮮人参で味付けられた清酒を飲みながら食べ続ける。(12000-3000won)。
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翌朝は早朝5時過ぎから移動を始め,西門市場へいく。日本国内でも海外でも市場探訪が習慣化している。市場には「食」のすべてがあり,「食」をみれば(たぶん)その土地に生きる人々のことがわかる(は,言い過ぎか。。。)。

 残念ながら日曜の朝ということで,ほとんどの店は閉店状態。テントで丸められた小さな屋台が何十,何百とならんでいた。とはいえ,ニンニク屋,果物屋,乾物屋,豆腐屋,葉もの専門の野菜屋などは店を開けている。

 市場からの帰路,道に迷う。最後は,コンビニの店員(たぶん大学生のアルバイト)に道を教えてもらい,なんとかホテルに戻る。

 R先生がホテルまで来られ,東大邱駅まで見送りに来られる。なんとおみやげまでいただく。一路,ソウルへ戻る。(ソウルでの夕食は焼き肉,夜食は烏骨鶏の参鶏湯,ホテルへ戻りバーラウンジでくつろぐ)
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 このページ,日本語の「仕上げる」に相当する韓国語がないということから書き出したのだが,飲食の備忘ばかりで,肝心のはなしが最後になった。日本語,英語に堪能なR先生が,日本語を韓国語に翻訳している時に「ひっかかった」ということ。

 終わったにもかかわらず,もう一度総点検し,最後の「仕上げ」を行うという行為(心理)は日本的なものなのかもしれない。やや強迫的で神経質な確認行為。完全主義的な行動特徴なのかもしれない。

 

食行動科学の授業で簡単な調査をおこなった。

設問:次の写真をみて回答してください。このような情景(ポテトをトレイの上に載せて一緒に食べる)を見たことがありますか?
選択肢: 「一度も見たことがない」「見たことがある」「よく見る」の3択

写真は,3人の大学生(2名女子,1名男子)が,Lサイズのポテト3袋の中身をトレイの上にぶちまけて,その山となったポテトを崩しながら楽しげに食べている様子である。

さて,回答は。。。
「一度も見たことがない」 65名 
「見たことがある」 30名
「よく見る」 8名

「見たことがある」「よく見る」を合わせると36.8%になる。これは当初予想よりも多い。このような食べ方が結構ひろまっているのだろうか。

「よく見る」と回答した人たちのコメント:「家やファーストフード店などでよく見る。容器の中に入れてては食べにくいのでトレイの上でバラバラにする」「友達と大量にポテトを頼んで店内で食べた」「全国のマクドナルドで」「よく見る,というか,する」「自分自身よくやる。昔からそうしていた」

これらのコメントを見ていると,「複数の人間で一緒に食べるとき」という条件がきちんと伝わっていなかった可能性がある。ねらいはfood sharingだった。「一緒に」を強調すべきだったと反省。

さて,韓国の学生らに同じ質問をすれば,どのように答えるだろうか。

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次の質問: 同じ豆腐なら,冷や奴で食べるのと,湯豆腐で食べるのではどちらが柔らかいと思いますか。
選択肢:「冷や奴」「湯豆腐」「同じ」の3択

湯豆腐 61名
同じ  16名
冷や奴 26名

 これについては一応,物性としては「湯豆腐」の方が堅いという「解答」がある。しかし心理的には,やはりというか「湯豆腐」の方がふんわりと柔らかいと感じるようだ。

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次の設問:コラーゲンたっぷりの食事をした翌日は,肌がつややかになると思いますか?
選択肢: 「つややかになる」「変わらない」「荒れる」

「つややかになる」 51名
「変わらない」   52名
「荒れる」      0名

選択肢の数による中心化傾向がでたかもしれない。「荒れる」がなければ「つややかになる」の選択がもっと増えたかも知れない。

とはいえ,「荒れる」がゼロという結果はおもしろい。これが「コラーゲンたっぷりの食事」ではなく「お肉たっぷりの食事」だったらどのような回答になっただろうか。

以下参照:2009/2/22のブログ:
http://www.shudo-psy.net/imada/blog1/2009/02/post-50.html

どうも気になる

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obesity.jpg

 上記した画像は,日本経済新聞2008年4月8日からコピー(編集)したものだ。元記事は,図書館データーベース検索からみることができる。

 まず「強い相関」とあれば,相関分析とその結果である相関係数を期待する。しかしここで示されているのは,おおまかな平均値の差の検定(t-test)だけだ。「構成比(%)」のところはどのような分析をしているかが不明。想像はできるが,この表から直接には見えてこない。

 議論は「あらい」。要は,「がまん」ができないから,「食べて」しまう。「がまん」ができないから貯蓄ができず,借金をしてしまう。記事中では,夏休みの宿題を後回しにする学生ほど肥満している,といった「調査結果」なども紹介されている。

 行動経済学がここまで「あらい」仕事をするようになるとは思わなかった。

 なぜ今頃,思い出したようにこの記事をとりあげたのか。今朝のYahooに「プレジデント」における記事「なぜ太っている人ほど「借金体質:なのか」が紹介されていたためだ。ちなみに,「下流は太る!こんな暮らしがデブの素」(三浦展著)といった本も紹介されている。

 (未了)

3,4年生らとの「懇親会」が飲み屋さん(八丁堀,「K匠」で開催された。翌朝,ポケットからその明細がでてきた。何を食べ,何を飲んだのだろう。。。

まずは,飲み物。女子11名,男子3名(うち2名はオジサン)。

生ビール 13
ファジーネーブル 6
カシスオレンジ 2
徳島産柚子梅酒 3
カシスソーダ 1
ハイボール 1
カルピスサワー 1
イモ焼酎なんこ 4
カシスウーロン 1
ジントニック 1
フランボアーズオレンジ 2
メロンカルピスサワー 2
紀州産南高梅酒 1
コーラ 2
ジンジャーエール 2
ウーロン 5
沖縄マンゴーサワー 1
ピーチフィズ 3
トロピカルパインサワー 1
いもいも(紫いも酒) 2
ゆずはちみつサワー 3
トロピカルパインサワー 1
マリブコーラ 1
アロエ&ヨーグルトサワー 1
グレープフルーツジュース 1
アイスティー 1
ルビーグレープサワー 1

総数63, 一人あたり4.5杯を飲んでいることになる。

次は食べもの。

Fサラダ 13
F塩天 13
牛肉のたたき 3
オクラ蛸わさび 4
納豆のねばねばサラダ 3
サツマイモの蜂蜜バターソース 4
軟骨の唐揚げ 3
塩焼きじゃがバター 3
タラモサラダミルフィ 2
チーズもちフライ 3
鶏雑炊 3
豚肉の黒酢煮 3
だし巻き玉子 3
本日の寿司 3
サーモンとヒスイ茄子の炙り焼き 3
豆乳のレアチーズケーキ 4
桜アイス 2
本日のヤムチャ 2
漬け物盛り合わせ 1
照り焼きチキンとお餅のピザ 1
茄子のギョウザ仕立て 1
パッシモパイン 1
バニラアイス 2
枝豆 1
イチゴアイス 1
本日のおまかせデザート 3
クリームブリュレ 2

総数87,一人あたり6.2皿を食べていることになる。

これで会費は一人3000円。飲み物と食べ物の総数で単純に割ると,一品(一グラス)280円ぴったりとなる。当初はとんでもなく安いという印象であったが,こうしても見てみるとまずまずの数字だ。上手な商売をしているなぁと感心する。

これが男子学生がメインの構成となると,一品(一グラス)200円を割りはじめるだろう。そうすると経営的には苦しくなる。とはいっても仕入れ原価の平均は一品(一グラス)50-60円だろうから原価割れの心配はまずない。それにしても料理の質も安定しており,学生(幹事役)の店選びは上手だなぁと,再び感心する。

ビールと焼酎ばかりを飲んでいたオジサン二人は,その後,日本酒のうまい店で口直し。そして無事帰宅(たぶん)。さて,連休へ突中。