数年ぶりのソウル。空港からのリムジンバスは大変な渋滞に巻き込まれ,ホテル到着までに90分近い時間を要したが,13000ウォンの料金は安い。1200円ぐらいか。タクシー,高速道路料金,新幹線(KTX)など韓国の交通手段は総じて安い。
宿はHoliday Inn。Welcomeドリンクと,客室にはフルーツ盛り合わせが用意されていた。さい先良し。快適。
部屋で一息入れて,同行の先生とホテル周辺を散策。英語も日本語も通じない焼き肉屋さんで,カルビ1Kgを頼む。たっぷりの副菜が10皿以上ならんだように思う。予想通りかつ期待通りの展開。しっかりと味のしみこんだカルビは実にうまい。給仕の女性が,何度も焼き網を交換しながら焼き上がったカルビをハサミでチョッキン,チョッキンしてくれる。それをチシャ(など何種類もの葉っぱ)にくるみ,唐辛子味噌をつけ,キムチ,生ニンニク,青唐辛子などをはさみながら,食べ続ける。1Kgの肉はなかなか減らない。
最後は,シメのごはんと白菜キムチ,茄子の漬け物そしてチゲ。テーブル上には食べきれなかった肉片や食べ残した副菜がかなり残っている。「残す文化」に敬意を表し(実際には満腹のお腹をさすりながら),なんとかおわりにする。二人で料理代が35000ウォン。3300円ほど。安い。。。
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翌日は,KTXにて一路Dagaeへ。ホテルからソウル駅まではタクシーで10000w。走行距離からすると,1/3から半額というかんじ。
ソウル駅で,ビビンバの朝食をとる(6500w)。まわりを見ているとチゲを頼む人が多いようで,ご飯を放り込み,スプーンでかき混ぜかき混ぜて,それから食べている。「混ぜる文化」に敬意を表し,こちらも混ぜ続ける。
KTWでは列車後ろ半両に乗客が集中している。こちらの新幹線(フランス系?)は,座席が固定されており,半数が進行方向に向かい,残り半数が進行方向とは逆方向に配置されている。乗客の座席指定はどうしても進行方向側に集中するようだ。聞くところによれば,進行方向と逆方向の座席は割引があるらしい。
車内では,駅構内で購入した柿(5000won)を食べ,車内で購入したコーヒー(6000won?)を飲む。柿は日本で言えば冬の「熟し柿」に相当。コーヒーは,最初からナッツ(ヘーゼルナッツ?)の香料が入れられているらしく,きわめて特徴的。
テグ(デグ)では訪問予定のR先生直々のお出向かい。先生の車でホテルへ。あらためて挨拶をし,ただちに冷麺屋さんへ。北朝鮮出身の方が開いた冷麺屋さんとのこと。汁あり冷麺を頼む(65000won?)。まわりを見ていると汁なしを食べている人がおおい。R先生の計らいで牛肉料理の一皿が最初にでてきた。
その後,大学訪問。当初予定通りのお仕事を無事にすます。
R先生の車でホテルへ戻る。先生の案内で,テグの名物パジョンを食べにいく。もっとも古いという老舗へ。中華街を通りぬけ,奥の,実にわかりにくいところにある。4人で4-5枚食べただろうか。金額は不明。マッコリ3,4本をヤカンで飲みつづけ,酔っぱらう。4人ともが心理学者の為か,話題はつきない。
最後は,古風な雰囲気のお茶専門店で「仕上げ」。煎茶がうまい。
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翌々日,再びお仕事。まずは,タクシー運転手御用達の食堂で朝食。セルフサービスの「定食」を食べる。本日は,チゲ(豆腐),ニラキムチ,カクテキ。ご飯をチゲに放り込み,十分にかき混ぜてから食べる。タクシー運転者らが入れ替わりやってきて,さっさと食べ,出て行く。ちなみにタクシー運転者ら常連は2000w(170-180円),一般客は3000w(270-280円)らしい。
R先生の車で慶州へ。テグの食は「まずしい」が,慶州,光州は「豪華」とのこと。まずは,7世紀中ごろに建てられたらしい「天文台」(本当に天文台として機能していたかどうかはあやしい)と韓国のピラミッドといわれる大陵苑(テヌンウォン),「天馬塚」を散策。
お昼は,慶州の家庭料理風の定食屋でサムションシキを食べる。生野菜でご飯をくるみ,コチュジャンをつけて食べるのが基本形。とはいえ,10種類を超える「おかず」がならぶ。豪華としかいいようがない。味はやや濃いめ。塩辛などは塩が相当に効いている。これは,比較的南に位置し,暑い土地柄であることと身体労働を主とする「農民の食」ということに関係がありそう。さすがにお酒は飲めないが,絢爛豪華な食に圧倒される(9000w)。
麦粉で作ったパンケーキのようなおやつ(これも名物Local Deliということ)も食べ,仏国寺,石岩窟(世界遺産)へ移動,ふたたび散策。夕方,慶州名物のおやつ(薄皮饅頭)を食べ,コーヒー専門店で休憩。
テグへ戻った頃は夜の8時半を回っている。今夜は,テグ名物のチムカルビ(찜갈비)屋さんへ(R先生はカルビチムと言われていた)。これはカルビを甘辛く煮込み(肉を蒸した後に煮込むらしい),アルミの小ぶりの鍋のまま食卓に出すというもの。とんでも辛いということで「辛いカルビ」(チムカルビ)という言い方をするらしい。再び,生野菜,キムチ,「おかず」のオンパレード。食卓の豪華さには毎回圧倒される。百歳とかいう朝鮮人参で味付けられた清酒を飲みながら食べ続ける。(12000-3000won)。
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翌朝は早朝5時過ぎから移動を始め,西門市場へいく。日本国内でも海外でも市場探訪が習慣化している。市場には「食」のすべてがあり,「食」をみれば(たぶん)その土地に生きる人々のことがわかる(は,言い過ぎか。。。)。
残念ながら日曜の朝ということで,ほとんどの店は閉店状態。テントで丸められた小さな屋台が何十,何百とならんでいた。とはいえ,ニンニク屋,果物屋,乾物屋,豆腐屋,葉もの専門の野菜屋などは店を開けている。
市場からの帰路,道に迷う。最後は,コンビニの店員(たぶん大学生のアルバイト)に道を教えてもらい,なんとかホテルに戻る。
R先生がホテルまで来られ,東大邱駅まで見送りに来られる。なんとおみやげまでいただく。一路,ソウルへ戻る。(ソウルでの夕食は焼き肉,夜食は烏骨鶏の参鶏湯,ホテルへ戻りバーラウンジでくつろぐ)
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このページ,日本語の「仕上げる」に相当する韓国語がないということから書き出したのだが,飲食の備忘ばかりで,肝心のはなしが最後になった。日本語,英語に堪能なR先生が,日本語を韓国語に翻訳している時に「ひっかかった」ということ。
終わったにもかかわらず,もう一度総点検し,最後の「仕上げ」を行うという行為(心理)は日本的なものなのかもしれない。やや強迫的で神経質な確認行為。完全主義的な行動特徴なのかもしれない。