2009年11月アーカイブ

 このブログも1年を超えた。「東京」で検索すると43件もヒットした。出張に出るとどうしても待ち時間(ロスタイム)が生じる。多少の緊張感も持続している。かといって時間を忘れてしまうほど集中できる仕事はできない。となるとブログ。。。駄文書き。
 今回も東京。首都大学東京(以前は東京都立大学)での学会。新宿からエンエンと南大沢というところまでいく。多摩丘陵につらなる一角にキャンパスはある。のどか,豪華。さすが三文小説家が命名しただけのことはある。懇親会まではおれないので夕方に新宿に戻る。何年かぶりに東口,西口のとんでもない人混みを散策し,昭和47年創業というラーメン屋で食事。ラーメンに求めるものは一つだけだ。不味くなければそれでいい。この店も創業以来変わらぬ味ということを歌っていたので,入店した。予想通りに,鶏ガラベースでMSG(化学調味料)が少々という「むかし」の味。それでいいのだ。

 今回の宿は,水道橋に新しくできた「庭」で売り出し中のホテル。なんとミシュランで星二つを獲得したらしい。「外人」受けしようという点では,いかにもというホテル。ちょっとおしゃれでこぎれいなホテルを求めている人にはお勧めできる。ただしホテル内で食事をするにはかなりの出費を覚悟しておく必要がある。例えば,朝食は和食のセットメニューで2900円。付近には牛丼チェーン店,コンビニエンスストアーなどが連なっており,安く仕上げたければホテルの1/10の予算ですむ。

 今,アメリカ,ブラジル,オーストラリアをまたがった調査企画を進行させている。どうしても数十万の経費が発生する。学会にきていたメーカー関係者にそれとなく相談するとサポートしてもらえるような感触。さらに中国(上海)を調査対象に加えることもできそうな様子。以前から知っている人で,私が「とんでもないわがまま人間」であることも承知している。うまくいきそうな予感がする。

 研究者は総じて貧乏だ。しかし研究活動にはどうしても経費がかかる。かといって企業の「ひもつき」にはなりたくない。武士は食わねど高楊枝。研究者の矜恃は大事だ。このアンビバレンスを解決してくれるのが「外部資金」。その学部資金が政治の世界では事業仕分けの対象となっている(一部だが)。なかなか大変な時代だ。

 研究とは,誤解を招くかも知れないが,知的なアソビだ。アソビとは自己充足そのもの。心理学の言葉をつかえば内発的動機に基づくものだ。特に人文系の研究など「自己満足」以外の何物でもない。社会貢献は「結果」(の一部)であって,それ自身が目的であってはならない。最近の学部資金は最初から「直接の社会貢献」を求めることが多く,困ったものだと思う。

 はてさて,予定通りに多文化比較研究はうまく進行していくだろうか。
 

 「雑食動物のジレンマ」を読み進めている。4つのパートからなり,その最初はトウモロコシの話し。実におもしろい。

 炭素,元素記号はC,元素番号は6だ。ダイヤモンドは炭素が結晶化されたものであるらしいが,なによりも生命体の主要構成成分であることの意味が大きい。

 植物は二酸化炭素(CO2)を取り込み,酸素(O2)を吐き出す。光合成だ。植物の「身体」には炭素が残り,やがてそれは動物の栄養源として,動物の「身体」に取り込まれていく。植物を食べるとは炭素を取り込むことといえる。

 さてトウモロコシ。ほとんどの植物は炭素原子を3つ含む有機物を作るがトウモロコシは炭素原子4つを含む有機物をつくる(らしい)。つまり実に効率のいい植物ということだ。C4型光合成をおこなうC4植物と呼ぶとのこと。そしてこのC4植物は炭素同位体13Cを過剰にとりこむらしい(一般のC3植物は炭素同位体12Cをとりこむらしい)。

 そこから人間身体に含まれる13Cと12Cの割合を比較するという作業が始まる。つまり人間身体を構成している炭素同位体13C=C4植物=トウモロコシの割合を査定することができる。

 なんとアメリカ人とメキシコ人を比較すると,13Cの割合はアメリカ人が圧倒的に高いということらしい。研究者の言葉を借りれば「歩くトウモロコシの加工品。それがアメリカ人なのだ。」
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 もちろんトウモロコシ「そのもの」を食べる量はたいしたことはない。トウモロコシがその姿を変えたものを山と食べているということだ。まずは牛肉。アメリカで生産される牛の主たる栄養(カロリー)はトウモロコシ。次にコーン油(日本では植物油といった表記になっていることが多いようだ)。そしてコーンシロップ(日本では果糖ブドウ糖液糖といった複数の表記が用いられている)。

 ハンバーガーセットを食べるとしよう。そこで摂取されるカロリーの大半は「トウモロコシ」由来ということになる。ポテトフライはジャガイモだと思うかも知れない。しかしカロリーの半分は油脂であり,コーン油で揚げられているのだ。コーラなどの甘味飲料水のカロリーのほとんどはコーンシロップだ。キツネにつままれたような話しだが,なるほどと納得させられる。

 アメリカはトウモロコシの過剰生産をやめる気配がない。膨大な補助金を出し続け,膨大な在庫をかかえている。トウモロコシ農場で使用する化石燃料(石油,軽油)だけでも1カロリーの食料をつくるのに1カロリーを超える燃料が使われているとのこと。

 空気(炭素)→トウモロコシ→牛→人間の食物連鎖の効率はわるく,例えば牛肉1gをつくるのにトウモロコシは8g前後必要となるらしい。カロリー比で比較すればその差はぐっと縮まるが,それでも炭素(カロリー)が移動するたびにおおくのロスが生じる。そしてそのロスが,環境汚染のおおきな源となっている。アメリカ中西部の大規模な肥育場周辺は牛たちの糞便を貯める貯水池がいたるところで悪臭を放っているとのことだ。

 アメリカのMcDonaldのホームページからだと"McDonald's USA Ingredients Listing for Popular Menu Items"というPDFファイルを閲覧することができる。(なぜか日本のマクドナルドではこれに該当する情報をだしていない)。実に詳細な「情報公開」だ。このPDFファイル中で"corn"を検索すると"100件以上","corn syrup"だと"79件"がヒットする。マクドナルドが提供している商品のいたるところに「トウモロコシ」がその姿を変え潜んでいるのだ。(もちろんcornという名前がでてこないがcornを原料とするものも相当する存在する)

 化石燃料として閉じ込められていたCを大気に放ち(地球温暖化),Cを効率よく取り込むトウモロコシを大量に作り続け(アメリカの政策),トウモロコシ由来の栄養(カロリー)を大量に取り込んでいるのが現代アメリカ人ということになる(もちろん現代日本人も同様)。飽食の時代とはCの豊穣に特徴づけられる時代といえよう。地上の生命は食物連鎖で結びついている。その連鎖を大きく変容させてきたのが人(ホモサピエンス・サピエンス)という生命体。その人は食物連鎖ならぬ「炭素(C)連鎖」の罠に陥いり,苦しみ始めている。

 政権政党が代わり,予算の組み方が大きく変わりはじめた。2009年11月16日行政刷新会議WG 「事業仕分け」では,文部科学省と農林水産省が概算要求していた「食育」予算がばっさりと切られ,3件22億円を超える予算が半減(以下)に縮小される可能性が濃厚となった。「食育」はイエ制度への復活だという批判もある。食育行政から少々離れた「外野」にいる私は,「食育」が「食(行為が有する心理的機能)の復活」に貢献すればそれにこしたことはないという立場から,比較的肯定的な立場にいた(何度となく講演会によばれ,そのような話しをしてきた)。これで,もう私にも声がかかることはないだろう。食育推進計画はもともとが平成18〜22年までの5年計画。予算縮小とともに一挙に沈静化していくように思う。

 デフレの波は勢いを増している。なにしろリーマンショックで地球上の「お金」の半分近くが消えてしまった。「お金」がないのだから少しでも「安い」ものを買おうとする。「お金」の流れが細くなっていくのだから,経済全体は縮小していく。失業者はうなぎ登りに増えていくことだろう。雇用保険はパンクし,年金なども維持できなくなっていくに違いない。かつて「国民総中流化」といわれた時代もあったが,間違いなく所得による階層化,格差社会化は進行していく。

 35-40年前,大学生は頑張っていた。日本と世界の「現状」にノーをつきつけ,新しい日本と世界は自分たちがつくるのだと,デモを繰り返し,キャンパスにバリケードを築き,多くの大学で授業(さらに大学入試も)を行わせることを妨害した。1968-69年がピークだ。当時の大学生に共通するものは「危機感」だったと思う。現在は,あの頃に匹敵するほどの危機にあると思うのだが,この静けさは何なんだろう。なぜ「今」の大学生は物言わぬのだろう。5年後10年後の「自分」に不安(恐怖)を感じることはないのだろうか。

 新政権はこの経済状況を乗り越えられるだろうか。乗り越えられる/られない,にかかわらず,これから数年は大きく日本が動き始めるに違いない。夫婦別姓法制化は「古きよきイエ制度」への懐古的郷愁を一掃するだろう。配偶者特別控除の廃止もしかり。さすがに消費税を一挙に12%にしなくともそれに匹敵する「実質的な増税」は避けられない。日本という国家がこれから数年,急激に動き始めるような気がする。

Lexの晩餐会

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 Philadelphia滞在最終日のディナーではとんでもない体験をすることとなった。Rozin先生の息子であるLexは,Philadelphia近郊の大学で音楽理論と音楽心理学を教えている。そのLexと彼の友人であるFrankがシェフをかってでて,年2回の食事会をおこなっている。丁度この日が予定日で,私を参加メンバーに押し込んでくれたのだ。
 最初は,お遊びの延長ぐらいに考えていた。甘かった。お遊びだからこそとんでもない遊び方をしてしまう(総じてアメリカ人というのはホドホドということをしらない)。その報告をしておきたい。

 集まり:クルマに乗って連れて行かれたのは一軒の大きなお宅。そこにはすでに20名ほどの人が集まっている。まず出されたのはマッシュルーム味のホームメイド・プレッツェル。そして注がれたのはFuller's ESBというビール。
 仲間内の食事会と軽く考えていたのが間違いだった。これから始まる晩餐会は10皿のコース料理であり,その一皿一皿に対してベストマッチするビールが提供されるという。
 夜風にあたりながら20名ほどの人々が自己紹介をしあう。「私は○○です。お会いできてうれしいです」という決まり文句を繰り返す。ここでの問題は,名前と顔を覚えるのが実に大変ということ。今回は堂々とノートをとることにした。会話はそれほどややこしい話しにはならない。いつ来たのか,何をしているのか,といった程度の質問だ。それほどのストレスではない。さて:

 1皿目:生牡蠣のイクラもどき載せ。イクラ(なぜかキャビアと呼んでいた。。。)はグレープフルーツをベースにしたイミテーションで,口に入れたとたんに,えぇっと驚かせる趣向。ビールはReissdorf Kolschという銘柄。

 2皿目:蛸のフリッツ。これにはOmegnang Witteというビールが出された。料理が出てくる度にあれこれと説明が入り(かなりの部分は聞き取れない。。。無念),続けてビールの説明が入る。

 3皿目:Parsnipという野菜(の根)を使ったニョッキ。これにはLa Gougale Biere de Gardeというフランスのビールがでてきた。

 4皿目:ソーセージのトッピングされたザワークラフト。アヒルの肉で味付けされたキャベツ煮込みということらしい。なにやら切干大根の煮付けを思い出させる。自家製マスタードをつけると味が際立ってくる。これには自家製ビールがでてきた。かなり個性的な味のするビール。

 5皿目:一口サイズのアニス風味のグレープフルーツ(お口直し)。ここまでが前菜という感じだろうか。中華料理でおなじみのレンゲに載せられたシャーベットが登場。さすがにビールはでてこない。

<休憩>さほど広くない一部屋にテーブルが3つ。それぞれに7人が座っている。常連が多いようだ。皆,猛烈な早口で,かつ,大声でしゃべり合っている。私の右隣は小児科医の女性,左隣はRozin先生,その隣は麻酔科の先生でやはり女性。今回の場所を提供された方でもある。向かいにいる男性は作曲家であり同時に音大の先生でもあるということ。どうもこの集まりは医者や大学教員といった「インテリ層」の集まりらしい。会話はウィットと皮肉のきいた知的な雰囲気がただよう。それでいて,着飾っている人は一人もおらず,皆ラフな格好をしている。ともかくうるさい。

 6皿目:本日のメイン料理である「感謝祭の夕食」。ターキーではなく「小さな鳥」(ウズラのような印象)を使って伝統料理を演出している。ビールは,また別の自家製ビール。

 7皿目:コーヒー風味の牛肉ショートリブ。ビールはコーヒー風味のする不思議なビール,Southern Tier Imperial Coffee Stoutというもの。

 8皿目:デザートその1,チーズとフルーツ。非常に美しい盛りつけ。ビールはTripel Karmelietがあわされた。

 9皿目:デザートその2,タイトルはエッグ・ベネディクト。なんだ,これは!?と,参加者全員が驚かされた一品(といっても何がそれほどおもしろいのかがよく分からなかった。。。残念)。回りの人の反応からすると,ベーガンアイスクリームを食べることになるとは思わなかった,ということらしい(のだが,今ひとつ分からない)。ビールは,Tommyknocker Imperial Nut Brown Aleという非常に特徴のあるビールが出された。

 10皿目:デザートその3,「」バーボンとスコッチとビールというタイトル。ひと言で言うとオリジナルなチョコレートボンボン。ビールはCelebrator Doppelbockというしろもの。

<ようやく> 4時間近い晩餐会もようやく終わりを迎えた。参加者全員がクルマで来ていることもあるのだろう。さすがに皆後半は,ビールの飲み方もコップ半分程度の味見程度になっていた。食べ続け,飲み続け,なによりもしゃべり続けた4時間も,ぼちぼちお別れの時間となった。
 作り手の挨拶,自宅を提供し,ビールを提供したホストの挨拶,その度に繰り返される拍手と歓声,しみじみとアメリカに来たのだと実感する。

<印象>アメリカ人(といっても大学職にあるような人々しか見えていないが)の印象は,第1に「ホドホドということをしらない」,第2に「よくしゃべり,よく笑う」,第3に「楽しむ:enjoy, pleasureことが何よりも大事」というもの。われわれ日本人は,「ホドホドに,場合によればガマンをし,アキラメルことも多い」し,「言葉よりも雰囲気を重視」するし,「徹底的に楽しむということはなかなかできない」という印象がある。

 Lex & Frankの晩餐会は,ヘタなフレンチをはるかに凌駕するレベルのものであった。年2回の「素人料理お楽しみ会」は,今回はビールであったが,別の一回はワインだそうだ。いったいどのような料理が登場し,そのそれぞれの料理にどのようなワインが登場するのだろうか。そんなことを考えると眩暈(めまい)がしてくる。

 現地4泊5日という強行スケジュールでやってきたPhiladelphiaも明日一日でもう,おしまい。ともかくよくしゃべる人なので,話しを聞くことに相当にエネルギーを使ってしまい,こちらがしゃべる時はもうメチャクチャな英語になっている。イエス,ノー,ヤー,ヤーばかり口にしているような気がする。英語がメチャクチャになると日本語までもがおかしくなる。

 Nifty Fifty'sという50年代のメニューと演出で客を集めている店に入り朝食をとる。日本から来たんだというと,アイアンシェフ!の話しになる。「料理の鉄人」は相当なインパクトを与えたらしい。Sushiもすぐ話題になる。Sushiに欠かせないものを順にいうとどうなるだろうか。まずはワサビ, 次にショーユ,そして生のサカナ?

 そんなことを話題にしているうちに,朝食セットがでてくる。絞りたてのレモネード,玉子二つの目玉焼き,ソーセージ,ポテトの組み合わせ。次回は,絞りたてのオレンジジュース,オムレツ,Scrapple,イングリッシュマフィンだろうか。ソーダ−水のメニューだけで100種類を超えるとのこと。

 Philadelphia名物として知られているものは,チーズステーキとプレッツェルだ。今回はそのどちらも食べていない。はたして明日,食べることができるだろうか。行きたかったところは,美術館だったのだが(映画「ロッキー」でおなじみ),今回はそこもいけそうにない。

 なんとか行けたのはBookStore(いわゆる大学生協)だけ。本を買わずに,ゆったり目のスウェットとTシャツを買うので精一杯。Philadelphiaに来て始めてお金を使ったような気がする。

おさらい

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 flooding therapy, exposure therapyといった用語を思い出す。本来の意味とはずれていくが,英語という世界にexposed(晒され),洪水のような英語の洗礼を受ける(flooding)というニュアンスでは,ピタリとおさまる。まさにtherapy(セラピー:療法)を受けているという印象だ。

 さて,初日のおさらい。
 1) チョコレート嗜好の文化差:なぜ中国,インドではチョコレートがそれほど好まれないのか?これは確か,ブリート,エレン?がmeetingに参加していた。鼻のかたちに特徴のあるとてもスリムな学生だったとおもうのだが。。。否,シドニーだったか(眉のしっかりとした笑顔のかわいい学生だった,という記憶が。。。)
 2) Sushiの広がり:なぜSushiがこれほどまでにアメリカ社会に受け入れられてきたのか。これはリサ(アリサ?)のテーマだったか。。。
 3) HeartとMindの関係?:同じ臓器であってもHeartは特別。腎臓には「こころ」はない。
 4) naturalの問題:。。。誰が,今,何をしているのだったか。。。?

 レイチャー,セーラ,カトリーナ,エイロン,マーリといった名前をメモしている。マーリはサンパウロから来ている栄養学の先生で,食障害が専門ということで記憶が鮮明だが,残る人たちがはっきりとしない。皆,20才前後の女子学生で,スリムで,おしゃれで,リュックを背負い,怖ろしく早口でしゃべる,という共通点をもっているのだが。。。。

 うぅん。。。これではおさらいにならないなぁ。写真をとらせてもらおうか,と思案。

 5) SurveyMonkeyのサービスは一年で200ドルほどだという。online surveyのサービスだ。ところがこれは16bitsの文字表示をカバーしていない。それならqualtricsを使えばいいんだ,と。確かこれは,カトリーナが自分のpasswordで入室し,私自身がトライできるようにしてくれたのだが。。。。B. コロンビアのハイネ(Heine)は,SurveyMonkeyで日本語を使っているぞ,彼の奥さんは日本人だ,という話しもあったが。。。

 混乱,混乱。今日もあれこれスケジュールを作っているらしいが,人と研究テーマと私に期待されていることを整理しなくてはならない。

 ぼちぼち朝ご飯の時間だ。


 

 

 昨日Philadelphiaに到着したかと思うと,出迎えに来られたRozin先生にそのままPennsylvania大学へ連れて行かれ,立て続けに4-5件のresearch meetingsに参加することになった。もうこれは心理学というよりも英語のショック療法を受けているようななもの。耳はなんとかついていくのだが,口から英語がでてこない。

 本日もしかり。Rozin先生のご自宅に泊めていただき,朝,一緒に大学へいく。Positive Psychology Centreの中にある研究室へ向かう。最初はpersonalityとcharacterに関する会合。認知のスタッフと院生がやってきて,日本語における「性格」と「パーソナリティ」の違いについて説明させられる。引き続き,「食」研究の会合。こちらの方はメンバーが代わり,ブラジルから来ている栄養学の先生と別の院生が参加してきた。昨日からいったい何人の学生,院生,スタッフと会っていることか。。。。
 お昼はメキシコ料理。午後は入門心理学の授業を聞きに行き,その後は午前にお会いしたブラジルから来ている先生と大学図書館のコーヒーショップ(スターバックス)で,情報交換をする。サンパウロの話しをあれこれ聞かせてもらう。
 夕方は,Stanford大学から来ている先生の講演会に参加。fMRIをつかって,Expected Valueの研究をされているBrian先生。。。続けて,チェコ出身の先生(Morrisというfirst nameしか覚えていない。。。)と彼の奥様と一緒に,ちょっと変わったインド料理を食べに行く。そしてその後は,現代演劇だ。プロレスのリングを舞台にした風刺劇(らしいのだが。。。。まったくといっていいほど耳がついていかない)。

 ようやく自宅にもどり,「おやすみなさい」をいって部屋にもどると24時を回っている。メールをチェックすれば,30を超える新規メールが入ってきている。73才のRozin先生は,なんともお元気で,そのお元気さに唖然とさせられる。

 10年ぶりのフィラデルフィア。18年ほど前に始めて訪れて,それから3度目の訪問になるだろうか。懐かしいという感情ではなく,過去にそのまま移行してしまったような感覚だ。すでに明日,明後日の予定も決まっている(らしい)。研究,研究。。。