呉での仕事の帰り,まえまえから気になっていたC来軒の冷麺を食べに行く。12時前だというのに,道路にまで列ができている。並んでまで食べるものでもないと思い,Mリスの中華そばを食べる。こちらも始めて。予想通りの味。淡泊なチキンベースの塩ラーメン。創業60年らしいが,たしかにむかしの味がする。
再びC来軒へ。あいもかわらず10数人の列が道路にはみ出ている。あきらめて呉の町歩き。なんとまあ,典型的な地方都市というか,メインの商店街通りであるレンガ通りの静けさ。。。人が少なく,シャッターの降りている店もめずらしくない。
かつてこのブログでも述べたことだが,2008-2009年は失業者の増加が危惧される。日本の4月統計ではとうとう5.0%,アメリカの5月統計では9.4%の数値をはじきだされた。ユーロもひどいものだ。広島もラッシュ時の自家用車の数が減り続けているような気がする。
http://www.shudo-psy.net/imada/blog1/2009/01/post-44.html "失業率とグローバリゼーション"
2時をまわり,再々のC来軒へ。今回はさすがに空いていた。ガラガラと言っても言い店内。テーブルに座ろうとするとカウンターへどうぞ,と指示される。下手に立ち上がるとおでこを壁にぶつけてしまいそうな狭いカウンターだ。30cmほど前方に立ちはだかる壁に向かいあって冷麺をすすることになった。(店内はガラガラだ!)
味は予想通り,単純素朴,シンプルのきわみ。麺の水切りがよわく,表面にぬめりが残っている(ゆで釜の水を交換する直前だったのだろう,と好意的に解釈)。具はチャーシューが2枚,細切れキュウリが少々,ゆで卵が半ヶ(これも皮むきが雑だったのか,ツルリとしているべき白身部分がでこぼこしていた)。ひと言で言うならばハズレ。たぶん,お昼時の大忙しで疲れ果てていたのだろう。単純な料理だけに緊張感がなくなると奇妙な代物がすぐにできあがる。
列に並んでまで食べるようなものではないと思う。とはいえ平日でこの状態なのだから,土日はどうなるのかと心配になる。それでなくとも大和ミュージアムに来た観光客は,呉グルメ=呉冷麺という選択をしてしまうにちがいないのだから。
Mリスの中華もC来軒の冷麺も,寂れた町(呉はかつて広島以上に賑わった過去をもつ)に似合った,懐かしい味だ。客もちらほらで,ぶらりと入った店だとしたらこれ以上のものはないだろう(昭和の味,ノスタルジー,懐旧。。。)。やっかいなのは,そのような店に,ピンポイント的に(観光)客が集まることだ。
長崎で食べたチャンポンのような「活気」がほしいな,と思っていたら,なんと長崎からお仕事のオファーがきた。快諾。小倉からもオファーあり。これまた快諾。7月は再び九州の「元気」をもらってきます。
