出席率が平均で80%を超えています。ほとんど出席していない人が10数名いますので,その人たちを除くと80%半ばに達します。すごい数値です。(何分の一かは寝ていた様ですが。。。)

 シラバスでは,出席30%,試験70%と書いています。それで得点を算出すると,試験を受けなかった人16名をのぞく平均点が79点になりました。つまり試験が易しすぎた。テキスト持ち込み可とした為でしょう。。。

 AA, Aは相対評価をすることになっていますので,授業中の課題(特に心理テストへの参加)を加味し,AA15名,A30名としました。得点で言うと,AA92点以上,A85点以上です。

 Dは3名です(なんと甘い!)。結果として「ラクショー」になりました。シラバスで評価基準を示しているので,変更はできません。これだけ出席率が高いことを考えても,そうそう「落とす」わけにはいきません。来年は,試験をもっと難しくして,授業中の課題も最終評価に組み込む仕組みを考えます。(ただ250名もの履修生ですから,機械的に評価しないといけないので,その仕組みをどのように作るかがむずかしい)

 採点終了段階ですので,しばらく時間をおいて見直し,問題がなければ最終評価とします。(つまり,まだ「確定」ではない)。

 [ 追記 ] 1/29に試験をおこない,2/9までに成績報告としなさいといわれています。その間に一般入試の業務もある。信じられないハードスケジュールです(ぼやき)。

年末におこなった心理テスト「健康」の見方について訂正します。

プリントでは「身体不調」と「心的疲労」を区別していました。皆さんがオンラインで得た得点では,その二つを区別していませんでした。「総点」をフィードバックしていました。

以下は総点での判定の目安です。男女で質問項目が異なりますので,性別表記をします。

男子 女子
低い     25以下 33以下
やや低い   26〜31 34〜40
ふつう 32〜43 41〜53
やや高い 44〜49 53〜60
高い 50以上 60以上

「やや高い」「高い」に判定された人は,他の人たち以上に「心身の疲れ」を感じているということになります。「疲れているんだ」と自覚して,健康回復の努力をしてください。

 試験が終わりました。
 問題訂正をしましたが,その訂正の訂正をします。
 問題4:正解は,CとFの二つでした。
 CかF,あるいは両方を書いているものすべてをマルにします。

 作問後しばらくおいて見直したときに,私自身が勘違いをしてしまったようです。その勘違いのまま,訂正してしまうというミスをしてしまいました。

 これから採点に入りますが,(たぶん)かなりの人を混乱させてしまったでしょうね。ごめんなさい。(反省。。。)

 今回は,試験直前になって試験用紙が印刷されていなかったというハプニングもあり,あわててしまいました。また,今日になって花粉症らしき症状があらわれ,ぼっとなっていました。客観テストの部分だけにこのようなミスはいけませんね(反省。。。)。

 

最初に

1/27の授業:第15回目はありません。1/29が試験ですね。授業は来週1/20:第14回目で終了です。

今回は

最初にカロリーという「概念」について説明をしました。いくつか計算問題を出しました。なぜ20をかけるのかという質問がありました。体温36度C,室温16度Cという前提でしたので,「死体」を16度Cと仮定し,36度Cまで「暖める」には20度Cが必要(36-16=20)ということです。スライドを用意していたので明日でも(忘れていなければ)アップします。

来週は最後ですので,年末におこなった心理テストの「判定表」を配布します。この授業を通して,自分自身が(食とダイエットに関して)どのような特徴のある人間なのかを知る手がかりとしてください。

さて,授業の主内容は「拒食症」でした。

では,以下より皆さんからの感想とそれに対するコメント:

(略)しかしながら,この施設の治療方法の一部に疑問を感じます。。。食事をしなければチューブで無理やり胃に流し込むというのは,彼女たちの存在を脅かす行為だと思います。確かに,このような,強制プログラムをすれば,命を救うことはできるかもしれません。しかし,心をますます傷つけてしまう場合もあるのではないでしょうか。一番大切なことは。。。心を解放させてあげることではないでしょうか。。。逆効果ではないでしょうか。。。食事管理を徹底するよりも自分に自信を持つことができるように,導くことが重要ではないでしょうか。

裏表びっしりと書き込まれていました。実にもっともな意見です。想像するに,医師の立場から,最終手段として用いられた方法ではないでしょうか。延命は医師の重要な使命です。チューブ食を拒否すればもっと厳しい(ひどい)方法が用いられたはずです。食障害医療の現場は,生死のぎりぎりの状態にある患者を相手にしているだけに,このような話しを聞くことはよくあります。

最終的には,ものの感じ方,考え方を変えさせ,ありのままの自分を受け入れ,自信をもち,明るく楽しい毎日が送れるようにさせることが大事です。しかし,それは簡単なことではありません。あまりいい意味で使用される言葉ではありませんが,マインドコントロールが必要となります。単に「教え」「さとす」だけでは通用しません。「そんなことはわかっている。しかし私は食べれない,食べたくないんだ」という壁にぶち当たるだけです。

食障害が「難病」といわれるのはこのような理由もあるといえます。「食べることの心理学」(p.210-211)にも書かれていますが,心理的特徴としてまじめ,がんこ,完璧・完全をめざす,思いこみがつよい,他者の評価を気にしすぎる,自尊感情が低いといったものがあります。何らかの引き金(トリガー)によって「やせる」ことを目標にしてしまい,その目標に向かって直進してしまう結果として「発病」してしまうようです。

例えば,回復に向かっているのに「ふっくらしてきたね。よかったね」みたいなことを下手に言うと,逆に深く傷つき,再び食べなくなるということもあるようです。

。。。拒食症はとてもこわい病気なのだということがわかりました。

そうです。たぶん(まちがいなく)このキャンパスにも何人も何人もこの病気に苦しんでいる人がいます。あまり気軽に「拒食症」という言葉をつかいたくないですね。また心理学では「神経性食欲不振症」「神経性無食欲症」「アノレクシア」という正確な用語を使用していることも忘れないように。

。。。拒食症の人はダイエットに失敗した人がなるものだと思っていたけど,実際はそれぞれが持つ心の悩みが拒食症という病気を引き起こしているんだなぁとおもった。。。

このような感想をもってもらえることが今回の授業の意図・目的でした。

。。。拒食症の子たちは標準体重以上の他人を見てどう思うのだろう。。。やはり嫌悪感を抱くのでしょうか?。。。

確か誰かの研究に答えがあったように思うのだが,思い出せない。是非,PubMed, PSYINFO, CiNiiあたりで調べてほしい。おぼろげな記憶では「無関心」というか,すくなくとも嫌悪感を抱くようなことはなかったように思う。あくまでも「自分」に最大限の関心があるのですから。

あんなにやせているのにあんなにやせなきゃいけないっていう考えにとらわれているのに驚いた。食べ物をあそこまで拒否するとは。。。「食べたくない」という感情が私には分からない。

実に素直な感想ですね。「こころ」というのはそれだけ「謎」だらけともいえるでしょう。こわいことは「わかった」つもりになること,それも無意識のうちに。人(子ども)の「こころ」などそうそう「わかる」ことはできません。今回の教材によって,食障害の実際を,そのごく一部を,知ってもらった以上に,このような「こころ」の奥深さについても気づいてもらえてよかったと思います。

。。。自分の気持ちがコントロールできないのも大変である。

「気持ち」というものはわかったようでわからない。ましては自分の「気持ち」など。心理的に混乱し,それが慢性化し,さらに社会生活がうまく維持できなくなると大変ですね。

。。。自分もあのままでいたら,ビデオのようになっていたと思います。やせるつもりなんてなくても,食べ物が体に入る,食道を通る幹事が不快で,摂取しなくともこんなに普通にくらせるの!!と思っていました。今も,ストレスでたまに食べられなくなるので,病気としてあんなにガリガリになるまで食べないってことがないように気を付けように思います。

ぜひぜひ「気をつけて」ください。ともかく「食べる」という習慣をしっかりと維持するように。ひと言いうならば,あのビデオのような施設(ですら!)はそうそうありません。入所には驚くほどの費用が必要なはずです(お迎えのお父さんが乗っていたクルマもベンツでしたね)。ちょっと気になってネットで調べても,食障害治療施設がみあたりませんね(「摂食障害治療をうたう悪徳ビジネス」のサイトはトップででてきましたが)。となると,やはり,病院。。。 キーワードを変えるといくつかでてきました。私もこれまでに何人かの専門家(多くは医師)と接してきましたが,患者さんは施設(病院)をてんてんとするケースがおおいようです。緊急措置は医師であればすぐにとれるようですが,きちんとした治癒の体制をとっているところはなかなか存在しないようです。

。。。自分では,このままの状況が危ないという,危機感が分からないという点が,この病気の恐ろしさだと思いました。

そうです。専門的には「病識がない」といいます。鏡に自分を映しても実際以上にふっくらと見えてしまうようです。体重計の数字すら単なる数字に思えていくようです。それだけに「病識」をもって,自分には治療が必要と認識しているケースだとまだ治療もおこないやすいようです。

。。。あの学校では食べることを矯正し続けるように映っていたが,もっとカウンセラーをした方がよいのではないかと思った。映っていなかっただけかもしれないが。

冒頭の意見とも重なりますね。私もそう思います。かなりの食教育カリキュラム,グループミーティング,心理セラピーなどが組み込まれているはずです。好意的に解釈すれば,40分のドキュメンタリーですので,焦点を絞ったのでしょうね。つまり,治療のあり方,特に心理的介入ははずして,「食べれない(食べたくない)病気」の存在に焦点を絞った,と。

拒食症になる人は完璧主義である。。。回復するまでの「時間」がもったいない。。。

完璧主義,完全主義はキーワードでしょう。日本人(日本文化)は,「ほどほどに」「適当に」という行動規範をもっていますので,それをうまく使っていきたいですね。心理的バランスを保つ,ということが大事でしょうね。

。。。言葉では言い表せないほどのショックを受けた。

学生番号から見ると心理学専攻の学生ではありませんね。全学対象の授業ですので,あまり(心理学の)専門に深入りしないようには気をつけています。「ショック」をうまく生かしていってください。

。。。あの施設は厳しすぎると思う。運動まで制限されたら,ストレスでどうにかなる気がする。

ナオミのケースだけだろうと思います。想像するに,ほっておくと朝から晩まで(深夜まで)運動をし続けるのでしょう。この病気の症状の一つに「過剰な運動」があります。

途中ですが。。。

まだすべてのカードを読み切っていません。とりあえずここまでのところでアップします。ついつい食べ過ぎてしまうという心理はまだわかりやすいですが,食べれない(食べたくない)という心理はわかりにくいようですね。それでいいのですが,後者のケースで(中には)生死の境をさまようまでに痩せ続けていく人が実際に存在するということを知ってもらいたいと思います。

ようやく

今年の年末年始は時間がとれました。ようやく,11月12月の教材をwebにアップし,まとめの資料も準備し,試験問題も作問しました。

1/6の授業では,資料を2種類配布します。さらに,学長室からの依頼で「授業アンケート」をとります。説明などをしているとこれだけで時間はなくなりそうです。

1/13では,イギリスで制作された「拒食症」(神経性食欲不振症)のビデオをみましょう。いろいろと誤解のある病気ですが,それだけに皆さんの関心も高いのだと思います。食べること,ダイエットすることとは関連の深い病気です。

1/20は,とうとう最後の授業曜日となります。ビデオのストックもあれこれありますが,やはり半期授業全体のまとめが必要でしょうね。試験のはなしも聞きたいでしょうし。1/6と1/13の授業展開をみながら授業構成をしていきます。

1/29は試験です。全20問で,1から19はすべて4択の客観テストです。かなり易しい(優しい?)ものにしました。とはいえ,AA, Aの評価は相対評価です(AA,Aについては25%以内にするように指示されています)。ですので,試験で高得点をとったからといってもAA,Aになるとは限りませんので,そのようなこともありうると了解してください。

ビデオ教材について

非常によかった。わかりやすかった。おもしろかった,という感想が数多く見られました。NHKの教養番組(ドキュメンタリー含む)はしっかりとした内容のものが数多くあります。私の方もできるだけチェックして(民放も多少チェックしていますが,授業に使えるものはなかなかでてきません),しっかりとした内容のものは皆さんに紹介していきたいと考えています。

母方の祖母やそのお姉さんが糖尿病なので,自分自身のことも心配です。

お父さんが人工透析に週に2回病院に通っているとか,おばあさんがインシュリンを打っているいるとか,糖尿病にかかっている家族,近親者をもつ人たちがかなりいました。体質,遺伝といってしまえば身も蓋もありませんが,やはり近親者に糖尿病患者をもつ人は注意した方がいいでしょうね。いくら食べても太れない人も可能性は高いといえるでしょう。健康診断の際にはしっかりと血糖値をチェックしてください。若いからといって安心してはいけません。

スライドに見れない空白の部分があるのですがどうやって見ればいいのですか?

これはWeb上の復習用スライドのことでしょうか?もしそうでしたら,PDFにしていますので,見れません。最近のものはアップしていないのでその際にチェックしてみます。(結構,手間がかかって。。。なかなかまとまった時間がとれない。。。(愚痴)

スライドをwebにアップしてほしいです。

上記同様。年内にはします。試験も作らないといけないし。。。

何が原因で,糖尿病になるのかは個人によって違うのでしょうか?

「食べることの心理学」p.35にも簡単に説明しています。ビデオでは,脂質のとりすぎに焦点をあてていましたね。もちろん実際はそのような簡単な話ではなく,遺伝と食生活の両者が関与しており,当然個人差も大きなものがあります。II型糖尿病でインスリン注射が効果をもたないケースが一番やっかいなようです。私自身もここで書けないほどに悲惨なケースを知っています。皆さんのほとんどは糖尿病ではないとおもいます(全員ではないでしょうが。。。)。血糖値のチェックだけはしっかりとしておきましょう。

日本人はヨーロッパ人のように,インスリンが多く出る体質に将来なれるんでしょうか?

なれるかもしれません。ただし,100年200年の単位ではとうてい無理でしょう。弥生農耕を起源とすると,2000年を要して日本人は「農耕民族」化していったといえます。想像するに,雑穀(米含む)と野菜(大豆含む)と小魚で生きてきたのでしょう。逆に言うと,そのような「日本食」に適応してきた遺伝子が生き延びてきたはずです。その遺伝子をもったわれわれが,肉や乳製品を中心とした食生活に適応できるか,という疑問があります。

私は2.8Kgで生まれたので省エネモードだったんですかね。

2Kg台で出生したので不安だと書いた人が数名いました。低出生体重だったからといって糖尿病になるということではありません。おおがかりな疫学調査の行われたオランダの結果から,そのようなリスクが高いということが示唆されたにすぎません。もともと通常体重であっても日本人の糖尿病リスクは高いのですから,出生児の体重に関係なく,血糖値のチェックは必要です。

このビデオを見て,日本人には和食が一番良いんだなと思った。

いわゆる欧米人体質(遺伝子)の人もいるでしょうが,脂質(肉)はとりすぎないことだと思います。

フェンシングの太田選手があるテレビ番組で。。。糖尿病予備軍だとお医者さんにいわれていました。

へぇー。遺伝子の影響なのか,食事コントロールに問題があったのか。総じて,オリンピック級の運動選手は「特殊」な人たちなのであまり参考にはなりません。マラソン,新体操と非常にきびしい食事制限をクリアーしてきた選手が多いようです。

日本人で驚くほど太い人は欧米体質ってことになるんでしょうか?

だと思います。インシュリンがしっかりとでて,かつブロッカーもあまりでてこないが故に脂肪がつきやすいということになります。

もし自分が赤ちゃんを産むときが来たら,健康な赤ちゃんが生まれるように,ちゃんと太ろうと思う。

という感想を書いた人が結構いました。妊娠がわかった時点ではすでに胎児は育っているわけですから,妊娠する前からその準備をしてください。

今の若者を中心に,"少し太め"が美人像になると良いなと思いました。

男性は女性が想像している以上に"少し太め"に魅力を感じます(私もかつてそのようなデータをだして,学会発表をしました)。またやせたがる女性は,男性だけでなく女性(同性)の視線も相当に意識しているようです。女性が女性同士でやせることを競う必要はないと思います。"少し太め"に魅力を感じる多くの男性のためにもしっかりと"お肉"をつけてください。

年末や正月太りで食べ過ぎないように気をつけていきたいです。

そうですね。お祝いの日にごちそうを食べることは大事ですが,それがだらだらと続くことが怖いですね。普段の食事を大事にして,年末年始のごちそうの日々のあとには,すっと普段の食事に戻ることが大事だと思います。

まだまだ感想はつづきます。皆さんが書いたカードを読むだけで2日がかりです(他の仕事もあれこれしているので)。一応,このあたりにしておきます。

本日の授業は,講演会「食品メーカーから見た日本の食卓:現状と近未来」に振り替えました。授業とは「食べる」というところに接点があります。普段接することの少ない企業サイドからの話でもあり,おもしろかったようですね。企業の中ではかなりの地位にある方にかかわらず,非常にきさくに,ざっくばらんに話していただことに好感をもった人も多かったようです。皆さんからの感想,質問等は講演者の先生にもみていただけるようにしました(非常にいそがしい方ですので返事がくるかどうかはわかりませんが。。。)

時代の変化と食生活の変化がリンクしていると知り,驚きました。分かりやすく楽しい説明で,よかったです。

そうですね。日々の生活は,当たり前のこととしてやりすごしてしまいがちです。視点をかえ,時間軸にそって,あるいは,地球的規模でみていくと,何気ない毎日がおおきな流れの中に位置していることに気づかされます。

40才以下の人たちが辛いもの好きというのがおもしろかったです。

いろいろな説明ができそうです。刺激を欲している,塩分控えめの代償である,など。また,キムチや焼き肉が日常の生活に入り込んできた世代でもあるので,そのような食文化の変化を反映している可能性もある。一般に高齢化していくと,「鈍感」になっていきます。ですので,高齢者の方が塩分をとりすぎたりするのですが,そういった現象とは逆の現象でもあり,おもしろいですね。  一つのおもしろい現象がでてくる。それをみて「なぜ」と考え,あれこれ「説明」しようとするのが研究者。それをみて,商品の味付けなどを変えていくのが企業家ですね。

1990年の段階ですでに一人世帯が一番多いことにおどろきました。

1970年代にはいると,核家族世帯が50%をこえました。核家族世帯がさらに「分裂」していったわけです。都市部で鮮明な現象です。東京などではおおくの若者が一人暮らしをしています。  実は,江戸時代,江戸の町では核家族と単身者(それも男性)が実におおかった。それ故に,一善飯,天ぷら屋台,そば屋台,すし屋台といったファーストフードが発展したともいわれています。たぶん現在のわれわれの家族意識は,明治時代にはじまる家父長制のなごりとその変容の上にできあがっているのでしょうね。私は,現代社会は江戸時代への回帰の方向にあると思っています。

パン食が減ったのは知っていたが,それによってお米と一緒に食べるカレーの売り上げが伸びたのは驚いた。

先ほどユニクロの売り上げが11月前年同月比で32.2%の大幅増のニュースが流れた。実はハウス食品も経常増益幅の拡大予想ということで,株価がどんどんと上がっている。なにもカレーだけで株価が上がっているわけではないが,カレー売り上げ増が貢献していることは確か。講演のなかにありましたが「生活防衛」(さらに「安全防衛」「健康防衛」)により,食の世界は,内食(家庭内での食事)化にむかっているのでしょうね。ファミレス,回転すしをやめて,家でカレーを食べようという動きでしょうか。

一つの商品開発に5年以上かかると聞いて,驚きました。そう考えると,PBという存在はパクリ商品のようなのだと感じました。

流通,小売りサイドの企業からすると,消費者はより安いモノを求めているのだ。それを提供するにはわれわれの義務だ,ということになるのだろうと思います。そもそも食の世界は「パクリ」の世界ですね。今でこそ,レシピはインターネットですぐに手に入りますが,つい10年前あたりまではきわめて貴重な情報であり,そうそうは簡単に手に入らなかった。雑誌などにのっているレシピも,本当に大事なもの(隠し味のようなもの)は掲載されていなかった。「味」は「盗む」ものであったといわれます。

自分が生まれた年の前後が食生活やライフスタイルの変化時期だと聞いて驚きました

私も自分の子供の頃が経済の高度成長期に重なることを「大人」になってから知りました。1970年あたりが飽食時代のスタートであることもそれから30年ほどをすぎてから知りました。20年ほどを生きてきた皆さんも,ぼちぼち,生涯時間という時間軸から現在のこと,これからのことを考えていくようになると思います。

ダイエットは自分で料理を作ることが良いというのは驚いた。

食べることを「大事」にするからでしょうね。

残念ながら,講演者からのフィードバックはありませんでした。非常に忙しい方ですので,また再び日本国内さらに世界を飛び回っておられるのだと思います。

心理学基礎演習でやった心理テストとはなぜか得点がちがったけれど。。。

心理テストは「こころのものさし」です。「こころ」は「うつろいやすい」ものですから、同じ結果にはなりません。それでも「ほぼ一貫した結果」をだせるものにしようと、過去何十年にもわたり膨大な心理学者らが努力して作ってきたものが心理テストです。心理学専攻の学生のようですので、ぜひこれからその「努力の跡」を学んでいってください。

また心理テストをしてみたい

という感想は結構ありました。やはり自分ではなかなかわからない「自分」を測定してくれる「こころのものさし」はおもしろいと思います。もう一度やりましょう。

当たっている。しかし、Wiiの検査では違う結果だった

Wiiにあるんですか?実験用にDSiを数台発注しましたが、Wiiも発注しようかな。。。

抑制の点が低くて。。。ショックを受けました

あれれ、授業内容からいうと、低い方がいいですよ。無理をせず、その分ストレスも少ないはずですから。

どうして女子の方が全体的に平均値が高いのか。。。食物新奇性恐怖というのがどういう意味かよくわからかった

「現象」として女子の方が総じて高い、のは事実。その「解釈」は、授業でもすこし述べましたが、女子の方が「こころで食べる」「頭で食べる」部分が多いからでしょうね。食物新奇性恐怖は、(たぶん)生まれつきもっている傾向、用心深さ傾向のようなものでしょうね。教養講義ということであまり専門的な話はしていません。私の書いた論文等もありますので、一度調べてみてください

BMIが「ふつう」なのには驚いた。「ふつう」ならこの腹のぜい肉は何なんだろう。。。

その腹のぜい肉が「ふつう」ということです。とはいえ、この「ふつう」は健康教育、健康指導の観点からいうと、「ふつう」ではないことをわすれないように(もっともっと腹にぜい肉を!)。

「ふつう」ということに驚きました

今回の「ふつう」は平均的という意味です。「これでいいんだ、大丈夫」ということではないので、注意してください。授業の趣旨は、「ダイエット(摂食抑制)があたりまえ」「やせているのがあたりまえ」となっている現状が問題だ!、ということですから

今まで人と比べたことがなかったので、改めて比べてみて、自分のことがよくわかるな、と思いました。

そうですね。「こころのものさし」のいいところは、自分自身の主観、思いこみを離れて、同じ土俵(心理テスト)で、他者との比較をおこなえるところでしょうね。授業内容から離れるので今回は予定していませんが、性格テストなどをすると実におもしろい。心理学専攻の学生は、あれこれ経験できます。

。。。やはりレストラン外側の模型ウィンドでした。食べるつもりでなかったものも、この視覚の不思議な力でつい手を伸ばしてしまうのも、止められないことだと痛感しました。

私の研究テーマの一つでもあるのですが、飲食店の商品サンプルは日本に特徴的なものです。日本人はそのサンプルを見て食欲がかき立てられる。欧米人は、みごとな懐石料理をみても、美学的な感動はしてもなかなか食欲まではいかないようです。何か日本人は、他の文化圏の人たちと比べて、「見かけ」に大してより敏感に反応するようです。なぜなんだろう、とこういうところから食の心理学研究(の一つ)は生まれていきます

BMIの数値はあたっていないと思いました。私の場合「やや細い」だったけど実際はもうちょっと部分的にやせたいと思っています。

BMIの数値は、身長、体重から自動的に計算されます。あなたが正確に入力したのならば「当たって」います。「やや細い」のです。さらに、健康指導の観点からいうと、「細すぎる」「もっと太りなさい」ということになります。この「やや細い」にもかかわらず、まだまだ「やせたい」というのが問題なのですね。個人的には、「健康的な笑顔」「魅力的なふるまい」「体型と個性にマッチしたファッション」といったことがらに関心・注意を向ける方が生産的だと思います。

この授業の教科書では普通だったのに、配付資料と照らし合わせると明らかに「太い」だった。やはり自分はデブなのか?

教科書の表は、日本肥満学会(厚生労働省)が示した基準であり、配付資料は皆さんが入力した結果にもとづく数値です。ですので、基準からすると「ふつう」でも。。。これが怖いのですね。「ふつう」がふつうでなくなっていくのですから。ともかくBMI20-22は「デブ」ではありません。

一人暮らしなので偏食ぎみだと思った。どうしても、簡単に作れるものや、食べれる物に偏ってしまう

授業の趣旨から離れるので、しゃべっていませんが、私はこの数年、「食育」がらみの講演会によばれることがよくあります。食べること、調理すること、食材を購入することを楽しみましょう、そういったことを楽しめるような環境作りが大事、みたいな話をよくします。食の安全・安心も、食を楽しむことがあって初めて成立するものだと思いますね。X大スタンダード科目あたりに、「一人暮らしを楽しむ知恵と技術:おいしいチャーハンの作り方」みたいなものがあってもいいのかもしれません。

当たっている

7-8割の人は「当たっている」と書いていました。当たって当たり前(なにしろ、かなりの費用とかなりの時間をかけて私らが作ったのだから。。。)と思う反面、そんなに「当たる」ものでもないのだが、とも思います。テレビや雑誌に掲載されている「心理テスト」や「占い」と比較するなら、「当たり」の程度ははるかに高いことは間違いないでしょう。

上の方で食品サンプルの話をしましたが、日本人を特徴付けるものに「占い好き」「心理テスト好き」があります。血液型性格テストなどは典型的ですね(あれは血液型不正確テストと呼ぶべきでしょう)。信じやすい、信じたいという行動傾向がつよいのかもしれません。今回の結果に限らず、あまり「信じ込む」ことのないようにしてください。

ということで、200枚ほどの出席カードをようやく一通り読みました。大変。

グロリア・スコット号

「僕、ここに書類を持ってるんだがね......」
 と、私の友人、シャーロック・ホームズは云った。 それは冬のある夜のことで、私たちは火をかこんで腰かけていた。
「ワトソン君、これは君も一読しといていいものだろうと思うんだよ。 そら例の『グロリア・スコット』の怪事件なんだが、それからこの手紙は、 治安判事のトレヴォが、それを読んで、恐怖のため死んでしまった手紙 なんだよ」。

と、あれこれさわっているのだが、我ながら実に危なっかしい。。。

 今回は最初に先週の復習とまとめ。体内に取り込まれたエネルギーは発熱によって消失するが,実は排泄という第4の出力ルートがある。下剤の服用といった強制的な排泄法と自発的な嘔吐による排出。両者ともに健康への悪影響は避けられず,決して勧められる方法ではない。

 自発的嘔吐については,それが神経性大食症(ブリミア)を特徴づける症状でもあることを説明。

 ということで,ようやく「肥満の心理学」へ。キーワードは,外発的摂食,抑制的摂食,情動的摂食そして脱抑制。研究者は,シャクター,ハーマン,ポリビィ。「ついつい食べ過ぎてしまう(その結果として太り気味になりやすい)食行動の諸特徴は何か」と質問すれば,答えられますね。