MacBookの不調の原因は何かということを考えていて、原因を特定することが以下に難しいかをリアルに思い知らされているが、そもそも原因を特定することなんてできない、なんていう話を僕は講義でよくしている。
大学院の時の講座のボスであった山岸俊男先生がよく例に出していた話を思い出す。「交通事故が起きるのはなぜか」という話だ。訊かれた学生は「スピードの出し過ぎ」とか「運転技術が未熟だから」と答えるが、先生は「そもそも車を運転していたのが事故の原因じゃないか」とおっしゃる。事故を起こしやすくする要因をいろいろ挙げることはできるし、それが心理学の仕事でもあるのだが、原因を一つに特定することなんてできない、ということなんだろう。もちろん、事故後の調査では「スピードの出し過ぎでカーブを曲がりきれなかった」などという原因が記録されるのだろうが、捜査や司法の場でどの原因が重要視されるのかという問題は極めて社会的な問題だ。原因は社会的な文脈の中で決まってくる。
そう考えると、重大犯罪を犯した犯人がなぜそういった犯行に及んだのかを「分析」して原因を「特定」している「専門家」がいかにいい加減な存在かが分かる。ブラウン管 (なんてものはもうなくなりそうだが) の向こうで事件の原因を語る専門家に騙されてはいけない。

下手なコメントはできませんが,私も数日前から,blogを公開し始めたので,動作確認の意図も込めて。
交通事故のたとえで言うなら,古いマックは捨てる!ということでしょうか。ただ捨ててばかりいると,簡単な問題も解決できないままになり,因果をつきとめようとする思考経路そのものが破綻していきますね。さらに「悩む」「いただつ」といった感情体験も回避していくと,アレキシサイミア化していくようです。そうして,加齢とともに,脳内の空洞化が進行していくのでしょう。。。。
コメントありがとうございます。機械の場合の原因推測は意外と簡単で、まさか「Macの調子が悪いのは古いからだ」とはならないでしょうね (笑)。どうやら、問題はハードディスクの検証とディスクの修復をしたら治ったようです。今回の件では相当悩んだので脳によい栄養となったのではないかと思っています。