出席率と授業評価との関係

分析の続き。

出席率の高い学生ほど授業を高く評価するかどうか。さきほどのエントリー (授業評価アンケートの分析 (学生はテキトーか?)) では、学生の主観的な出席率を分析した。まず、この主観的な出席率がどの程度正確なものか、検討してみよう。

教員が計算した出席率と、学生の主観的な出席率との相関は、r=.54 (p<.0001) と高い。エラーはあるにせよ、主観的な出席率もかなりアテになる指標と言えそうだ。これも、授業評価アンケートに学生が真摯に回答していることの証拠となる。とはいえ、正確なのはやはり教員が計算した出席率なので、その客観的出席率によって授業評価や期末試験の得点との関係を見て行くことにしよう。

まず、主な授業評価項目である13項目について、出席率との相関を見てみよう。そうすると、5%水準で有意なものは一つもない (10%まで危険率を上げると、有意なものが4項目ほど出てくるが)。つまり、出席率が高いからといって、授業評価がよいとは限らない (あるいは、授業を高く評価しているからといって、出席率が高くなるとは言えない) ことが分かる (ただし、もっと大きな教室で被調査者が増えた場合にはどうなるか分からない)。これは、授業評価アンケートに回答する者の出席率が総じて高く (平均88.70%)、分散が少なすぎるということが原因となっているのかもしれないが、出席しない者のデータは取りようがないので、これ以上は分析不可能。

なお、(学生の自己申告による主観的出席率と同様に) 客観的出席率と期末試験の得点との間には強い正の相関が見られる (r=.54, p<.0001)。すなわち、出席率が高い学生ほど、期末試験の得点が高い。また、出席率が高い学生ほど、授業に積極的に参加している (「質問や発言、予習や復習など授業に積極的に取り組みましたか」; r=.27, p<.05)。

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このページは、NAKANISHI, Daisukeが2010年1月20日 23:26に書いたブログ記事です。

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