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今年はチャールズ・ダーウィンが生誕してから100年、『種の起源』が発行されてから50年というダーウィン・イヤーだ。そんな年に開催された日本人間行動進化学会 (HBES-J) の懇親会で出た来たのが、九大の橋彌さん愛蔵の"The Origin of Species" (第6版: 1872年出版のもの)。橋彌さんが「みんなでサインしよう!」と太っ腹なことをおっしゃるので、遠慮なくサインさせていただいた。実はサインをする前にちょっとびびっていたのだが、長谷川眞理子先生にどんと背中を押されて書いちゃった。

昨日 (2009年12月13日) 行われた【大学サイエンスフェスタ】心の社会性 亀田達也 (北海道大学文学研究科・教授)の講演が見られる。僕の元指導教官ながら、実に話がおもしろい。心理学専攻の学生諸君は必ず見ておくように!

なぜわれわれ人間には心があるのか、小学生にでも分かるように講演。抱かれてもいいとまでは思わないが、改めて聴くと亀田先生の声は非常に放送向きだなあという印象。

出身講座界隈でよく聞く名前だったので、なんとなく、祝福。

で、彼女の受賞理由の中で、われらが山岸俊男先生の研究が引用されてた!

An important feature of the experiments was the introduction of sanctioning possibilities. In one experimental treatment, subjects would be informed about the contributions of all the other subjects in the previous round and be allowed to selectively punish each of the opponents. A punishment would be costly to both the punished opponent and the punisher. Thus, a rational and selfish individual would not punish if the game were played for one period only.

With the notable exception of Yamagishi (1986), previous experimental work did not allow subjects to punish each other selectively. Since punishment appears to be crucial in the field, it is of considerable interest to see whether it matters in the laboratory and, if so, why. Ostrom, Walker and Gardner (1992) find that many subjects engage in directed punishment in the laboratory, but that such punishment works much better if subjects are allowed to communicate than when they are not (Yamagishi, 1986, had confined attention to the no-communication condition).

北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット)

北海道大学科学技術コミュニケーター養成ユニット(通称コーステップ)は,科学技術コミュニケーターを育てるための教育組織です。科学技術コミュニケーターとは,科学技術の専門家と一般市民との間で,科学技術をめぐる社会的諸課題について双方向的なコミュニケーションを確立し,国民各層に科学技術の社会的重要さ,それを学ぶことの意義や楽しさを効果的に伝達することができる人材です。

Communicators in Science and Technology Education Program,略して CoSTEP(コーステップ)です。

*文部科学省の「科学技術振興調整費・新興分野人材養成プログラム」に採択されたプログラムで,2005年10月から授業を開始しました。科学技術振興調整費による支援は2010年3月までの予定ですが,それ以降もより一層発展した形で継続することを目指しています。

へえ、いまこんなことやっているんだ、と思って見ていたら......ラジオ第158回:2009年9月11日に後輩が出てた! このプロジェクトには、山岸みどり先生がスタッフとして参加されている模様。Podcastでも配信されているようだが、なぜかダウンロードできないので、MP3で聴いてみた。進行役は素人のようで、ラジオ番組としてちょっと洗練されていない感じはするものの、なかなかおもしろい試みだ。ぜひ聴いてみましょう。

たけしのニッポンのミカタ! ABO FAN

2009年8月14日にテレビ東京で放送された「たけしのニッポンのミカタ!」の「『占い』なしでは生きられない!」に出演した。残念ながら広島ではテレビ東京系の番組が見られないが、さっそくYouTubeに動画が載っていた (そのうち消されるかも) ので、拝見した。残念ながらこの動画にはスタジオの様子までは出ていなかったが。

さて、冒頭のURLでさっそくABO FANさんがコメントしていた。いくつかABO FANさんのコメントに回答しておこうと思う。

『心理学ワールド』と言えば、日本心理学会に入会しているひとに、『心理学研究』とともに送られてくるちょっとゆるめの雑誌だ。今回の特集は「子育ての神話」だったが、ネタはそれではなく、東京医科歯科大学名誉教授で人間総合科学大学教授の藤田紘一郎氏によって寄稿された「免疫学からみた血液型と性格」という記事。

「自殺にはDNA働いている」鳩山・前総務相が発言 (読売新聞 2009年7月12日22:26)

早速ググるとこんな情報が。

共有環境の影響が大きいとは思うが、

自殺に遺伝性があるとも取れる発言で、批判が出そうだ。
なんで「遺伝する」と言うと批判が出るんだろう? 新聞社の記者のレヴェルなんてこんなもんかねえ。

「KJ法」創始者、文化人類学者の川喜田二郎さん死去 (2009年7月8日) だそうだ。KJ法というのはカードを使った情報の集約方法としてかなり有名になったが、実はちゃんと自分でやったことはない (ちょうどいま大学院生とKJ法を使って内容分析を行う研究を企画しているが)。ご冥福をお祈りします。

少し古い記事で恐縮だが、「浮気性の夫に「バソプレッシン」をどうぞ」を読んでほしい。ハタネズミの浮気性がバソプレッシンというホルモンによって左右されるという内容だ。バソプレッシンは社会記憶と関係していると言われている。バソプレッシン受容体をたくさん持っているプレイリーハタネズミは、性行為をした相手をよく覚えているということが分かっている。

"マイホームパパ"のプレイリーハタネズミは、バソプレッシン受容体をたくさん持っているため、性行為をした相手をよく覚えている。そして、その相手が再び目の前に出てきた際には、「この娘としたんだ」という深い感慨を持つにちがいない (山元, 2006)。

しかも、山元によれば、ヒトのバソプレッシン受容体の多少には個人差がある。この個人差は遺伝子多型であり、生まれつき遺伝的な個人差があるということである。さらに、この遺伝子多型は自閉症のリスクとも関係するという。つまり、生まれつき浮気性な男とそうでない男が存在するということだ。結婚前に相手のバソプレッシン受容体遺伝子の遺伝子多型を調べることが当たり前になったら、どうしよう?

山元大輔  (2006).  心と遺伝子 中公新書クラレ

現在サバティカル中の師匠より、過去に師匠と共同研究をした文化伝達の論文2本が英国王立協会が出している生物学の権威ある雑誌 (Philosophical Transctions of the Royal Society B) に掲載されたレビュー論文の中で大きく取り上げられているとのメイルをいただく。

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